はじめてのセミナーシリーズ。第3回目はセミナーにおける行動について取り上げます。
セミナーではどう振る舞うべきか。基本を全てお伝えします。
事前準備が99%
セミナーに限った話ではありませんが、事前準備が非常に重要です。
準備すべきは
1)もの:配布物、データなど
2)シミュレーション
の二つがあります。
これらがきちんとできてからセミナーに臨むと、とても安心です。
その安心感が自信や余裕を生み、セミナー成功の源泉になるのです。
私がセミナー前日に自分に「明日のセミナーを自分は楽しみにしているだろうか」ということを問いかけています。
十分準備していると「やったー明日、セミナーだ!」と思っている自分がいるし、そうでないと「明日、セミナーかぁ」になっています。
私が楽しみにしていないセミナーを、お客様が楽しいわけありません。
自分がワクワク待ち望んでいる。
そうなるまで準備するようにしています。
会場には1時間以上前に入りたい
セミナーは通常、会場を借りて行うことが多いと思います。
こういう普段行かない「場」を使う場合は、早めに会場入りしないと馴染めないものです。
また、そういう時に限っていろいろトラブルが起きたりします。
余裕をもって準備をし、余裕を持って会場入りするようにしましょう。
そして、セミナーの準備がしっかり整ってからお客様を迎えることです。
セミナー準備をバタバタしている最中に、お客様を入れるのは避けたいです。
入場対応はスタッフに任せ、自分は準備で忙しい。あまりいいものではありませんね。
どうしても必要な準備があるなら、そちらをスタッフに任せ、あなたは入口でお客様を迎えるようにしましょう。
自信ある振る舞いこそ肝要
最初は緊張して、なかなか難しいかもしれません。
しかし自信の無い態度は、あなたが想像する以上に悪い影響を及ぼします。
お客様は、わざわざ時間を割いて、プロであるあなたの話を聞きに来られています。
それだけに、自信の無い態度は「セミナー講師としてふさわしくない」と思われてしまいます。
「そんなに自信が無いのなら、なぜ人前に立ったりするんだろう」そう思うのです。
私はなにも「完全な準備をした完璧な講師であるべき」と言いたいのではありません。そんな人はいません。
ただ、自信を持って自分の商品を提供している。その姿勢を行動で示すべきだと言いたいのです。
では、具体的にどう行動すべきなのでしょうか。
1)「~だと思います」は禁句。「~です」と断定すること
セミナーでお客様とする会話は、日常会話ではありません。
あなたのサービスや、あなたという人に対する信頼感を持ってもらうための会話です。
ですから日常会話をする感覚で、「~だと思います」というと、信頼感を損ねることになります。
どうしても、あやふやなことを話さなければいけないのなら、「それは確認してみないと分かりませんが~」と断りましょう。
2)演じきること
学生時代、塾講師のアルバイトをしていました。
その塾では「素のままの自分ではダメ。講師を演じきること」と教えられました。
今もその教えを守って仕事をしています。
セミナー初心者の方は、ぜひ演じることを意識してやってみて下さい。
「演じる」というとウソをついているように思う人もいるかもしれません。
しかし、そうではありません。
私たちは普段、さまざまな「顔」を使い分けて生活しています。
その方が人間関係がスムーズに運ぶからです。
セミナーではセミナー講師を演じきって下さい。
演じているうちに、それが本当になりますから。
緊張をほぐすのは笑顔
「どうすれば緊張しなくなりますか」と聞かれる方法がありますが、そんな方法はありません。
ただ、私なりに実践していることをお伝えしたいと思います。
1)前もって会話しておく
セミナーが始まって、いきなり話せば誰でも緊張します。
来られた方を入口でお出迎えし、座っている方に「今日は迷われませんでしたか?」などと話かけておくと、多少緊張が和らぎます。
会場の雰囲気も少し丸くなります。
2)前に立って話すときも笑顔で
人前に立つのが慣れていないと、視線が強烈に感じられます。
それに負けて笑顔が消えてしまうと、それを見たお客様も真顔になってしまい、さらにそれを見たあなたが真顔になり・・
というふうに緊迫感のキャッチボールが始まります。
すると最後には「地球最後の日」みたいな雰囲気になります。
これを避けるには視線インパクトに負けず、お客様がどんな表情をしていても笑顔をキープするしかありません。
お客様も緊張されているのです。
私は「今日は堅めだな」と思った時は「せっかくなので、お隣同士ご挨拶しときましょうか」とか言って、挨拶してもらったりしてます。
これ結構おすすめです。
積極的に話しかける
事前に会話する話をしましたが、セミナー中は個々のお客様と積極的に話をしましょう。
「分からないことがあったら聞いて下さいね」
と全員に言うだけではなく
「〇〇さん、今日の話いかがでしたか?」
というふうに、こちらから話かけましょう。
この時、名前を呼ぶことがとても重要です。
私は来られた方の氏名が分かるよう、指定した席に座ってもらうか、座った方に名前を伺って(この時、会話できます)、座席表に記入しています。
名前で呼ぶのと、そうでないのでは全然違います。
事前に指定席にしたときに気をつけたいのは、名前が書いてあっても「読み」が分からない場合がある点です。
「河本さん」が「かわもと」か「こうもと」かは、字だけでは判断できません。
フリガナを入れることを忘れないようにしましょう。
アンケートは必須です
最後に必ずアンケートをとりましょう。
セミナーの質を高めるには、アンケートの結果をもとにブラッシュアップしていくしかありません。
とても重要なものです。
私は参加者がアンケートに記入しているときは、書いている傍に近寄らないようにしています。
書きづらいと思うからです。
また、アンケートの提出も私ではなく、スタッフに出してもらうようにしています。
工夫の仕方は人それぞれですが、アンケートを気持ちよく書いてもらえるような心配りは大切です。
そうすることによって、アンケートの質も高まり、良いセミナーにするためのきっかけにもなります。
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最初は慣れなかったセミナーも、数をこなしていく中で少しずつ良いものになっていきます。
焦らず、一歩一歩前進していきたいですね。
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