翌月の家賃を払うために始めたビジネスが世界を代表する企業になるまで

おはようございます
相葉です。

今日はある2人のお話からです。

サンフランシスコに引っ越してきた
2人の男性は、

ロフト付きの部屋を借りていましたが、
家賃の支払いに困っていました。

そこで思いついたのが、

2007年にサンフランシスコで
開かれた世界デザイン博覧会の
参加者向けに行なった、

「パジャマ姿で仲間と交流する
 ネットワーク」でした。

具体的に書きますと、

家賃を支払うために、
自分たちのロフト付き部屋に

ベットと食事を用意して
数人で泊まれるようにしたのです。

これで1000ドルを生み出し
翌月の家賃に当てたそうです。

このカジュアルな場所の提供が、

今では世界119ヶ国、
50万件以上の施設登録、
1000万人以上が活用している
エアービーアンドビー
(民泊のプラットフォーム)です。
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彼らはホテルを一棟も持っていないのに、
10年も経っていないのに、
ホテル業界の脅威となっています。

ここで置き換えて欲しいのは、

「小さく初めて大きく育てる」
ことです。

起業初心者や個人起業家の陥る罠として、

最初からエアビーのようなものを
作ろうとします。

ウーバーが流行ったら同じような
モデルを考え、

インスタグラムが流行ったら
似たようなプラットフォームビジネスを
手掛けようとします。

だけれども最初から
テストもせずにお金をかけて
設備を作ることはお金と時間を
無駄にしてしまいます。

最初は翌月の家賃を払うために始めて、
反応が良かったから世界中に
広まったのです。

最初から世界を意識して
民泊をやろうと考えていたら
失敗していたかも知れません。

もし事業が軌道に乗っていないなら、

目の前の人を喜ばす事から
初めてみてください。

世界展開できるタネが
見つかるかも知れません。