シドニーの歴史から学ぶ「自分の磨きから」〜与えるということ〜

シドニー2 シドニー3 シドニーは、 もともとはアボリジニーが 住んでいた地に、   イギリスの罪人の流刑地として 多くの囚人がイギリスから 送られてきましたが、   その後1850年に金が 発掘されたから移民が増えて   オーストラリアの人口が 飛躍的に増えました。   開拓されたのが1816年 だそうですので、 今年がちょうど国が出来てから 200年が経ちました。   イギリス人がオーストラリアに 住んだ最初の理由は、 罪人の流刑地としてでしたが、 その後に金が出て繁栄しました。   たった200年ですので、 国の歴史も浅いですが、   街の創りが日本と違って、 非常に学ぶことが多い街でした。   オーストラリアは、 一番繁栄しているシドニーの 「港街」の一番の良い場所に 世界遺産である「オペラハウス」を 建設しました。   これによりたくさんの観光客が 世界から訪れています。   またその港の周りの良い立地には、 全てホテルや飲食店やショッピング センターがあり、異国から来た人を もてなす姿勢で溢れています。   ところが日本はどうでしょう?   東京などは、 東京湾の一番の立地は夢の島(ゴミ) ですし、一番良い築地、豊島には 高層マンションが建ってしまって います。   これでは、 自分たちの土地だから 自分たちの利益を生むものにしたい という姿勢がはっきりと見えて しまいます。   シドニーは、 一番大事な場所であり、 街の創りを自分たちの利益ではなく、   相手に与えたことで、 多くの観光客が訪れ、結果として たくさんの恩恵を受けています。   日本もだんだんそうなって きていますが、改めて日本を離れると 日本は日本人だけ良ければ良いと 考える街の創り方をしてしまって いるように感じてしまいます。   で、 これはビジネスにも共通しますが、   「私には役割があるから、 私はここまでしかやらない。」   という人や、 「これは私の場所だから他の人は 入れない」とか 「その場所の使い方のルールを 厳格に決めたい」とか、   自分は中心で物事を考えて しまうことが多く、   良くしたいとは、 思っていても、   全く相手にとって 与えることを怠っている人が たくさんいます。   閉鎖的で自分達のことを 強く考える国だからこそ、 良い部分は残し、   このように自分達だけで 富を抱えるのではなく、   課題は直していき、 世界的な視野で与えることを していき、   自分の仕事の仕方を変えて 欲しいと思います。   閉鎖的だな、 自分のことばかり考えているなと 思った方は、   大事なことを与える訓練を 実践してみてください。 では。        ]]>