なぜ「フォーカス」しないと企業は衰退してしまうのか?〜サウスウエスト航空に学ぶ「フォーカス」事例〜

フォーカスを語る上で
アメリカの航空業界を
例にみると分かりやすいです。

 

かつて航空業界は花形と
言われていました。

 

1975年当時は全米に10企業も
航空会社がありました。

 

ユナイテッド、
イースタン、
デルタ、
アメリカン、
TWA、
アルゲニー、
ノースウエスト、
ブラ二フ、
ウェスタン、
パン・アメリカンです。

 

しかし、
現在はイースタン、TWA、ブラ二フ、
パン・アメリカンは倒産し、
他の航空会社も買収されたりしています。

 

しかもアメリカン、ユナイテッド、デルタ、
ノースウエスト、コンチネンタルは
直近10年間で約7億ドルもの赤字を出しています。

 

なぜこうなったのか?といいますと、

 

航空会社は何らかの岐路に立つたびに
「2兎」を追ってきました。

 

最初は

「旅客をとるか、それとも貨物をとるか」

でした。

 

そして旅客も貨物も両方とってきました。
しかしどの航空会社も売上の3%ほど
しか貨物の売上はありませんでした。

 

その反面、フェデックスは大きな黒字を
出しています。

 

 

次に航空会社は、

「ビジネス客をとるか、観光客をとるか」

でした。

 

各社ともにこれも顧客を限定する
意味が分からずに両方の顧客を
とって行きました。

 

その次は

「国内線にとどめるべきか、
 それとも国際線も手がけるべきか」

でした。

 

すべての航空会社は、
ここでも2兎を追い、
両方を飛ぶようになりました。

 

さらに、

「ファーストクラス、ビジネスクラス、
 エコノミークラスのうちどのサービスを手がけるか?」

も大手各社はすべてのサービスを
提供しました。

各社がこぞって「二兎を追う戦略」に
走る理由は明確でした。

 

 

それは「短期的に売上も利益も伸びる」からでした。

 

しかし、「二兎を追う戦略」は崩壊する
運命にありました。

 

その理由は、時代の経過とともに、
業界内に「フォーカス」された競合が
必ず現れるからです。

 

航空業界で真っ先に「フォーカス」したのは、
サウスウエスト航空でした。

 

サウスウエスト航空は「ビジネス関連路線」のみ、
バカンス関連路線はありません。

 

座席はエコノミーのみ、
ファーストクラスもビジネスクラスもありません。

 

しかも国内線のみで国際線はありません。
食事のサービスもなく、ペット搭乗も断ります。

 

事前の座席指定や荷物のやりとりもありません。

 

こうした「一兎だけを追う戦略」に徹底した結果、
サウスウエスト航空は、ボーイング737型機のみで

運行出来るようになりました。

 

また、スケジュール管理やメンテナンスが
格段に容易になり、事故も一切なくなりました。

 

これだけではなく売上も利益もアップし、
時価総額はどの航空会社よりも優れている。
サウスウエスト航空に学び、徹底した
フォーカスがもたらす利益を個人はもっと実践し、
享受すべきだと思います。

 

是非参考にして下さい!!

 

 

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