7つの習慣を書評する(読んでも頭に入らなかった人はこれを読めばOK)

七つの習慣

 

 

本日はなかなか読みたいけど
読めない読んでも頭に入らない、
7つの習慣についてまとめてみました。

参考にして下さい!!

 

【7つの習慣】

(著者) スティーブン・R・コヴィー
(出版社)キングベアー出版
(発行年)1996年12月

 

1.各章毎のまとめ

第一部

根本的な考え方である
「インサイド・アウト(内から外へ)」
という事を中心に7つの習慣が
構成している事を説明しており、
この根本的な考えが最も重要である。

 

この考え方は、
自分自身が望む未来を手に
入れたければ、

自分自身が積極的に
行動する事が重要な要素とも読める。

さらに私的成功が公的成功に
先立つ事も述べている。

つまり他人に対して
約束をするが、それを守る

 

前に自分自身に対する
約束をして、

その約束をまず
守らなければならない。
(自分自身を改善せずに
他の人と
の関係は改善
出来ない)

7つの習慣を学ぶ過程に
おいて、次第に依存から
自立へ、そして自立から
相互依存へ成長していく

 

第二部

私的成功つまり、自分自身を
成功に導かせる過程について
第一の習慣から第三の習慣に
分けて書いてある。

 

・第一の習慣

自己責任の原則に基づいて
考えられており、

「問題は自分の外にあると
考えるるならば、
その考えこそが問題である。」

さらに読み進めると、
周りの状況に左右されず
その状況に自分が影響を
与える事が人間本来の姿であり、

「主体性を発揮していく事」=
「自分自身の取り巻く環境
そのものを自分自身でつくりだす事」

と読める。

また、自分の人生に
対する責任を取る事であり、

自分自身の行動は
自身の持つ価値観の選択によって
決まるのです。

これを普段の生活に
落とし込もうとすると、
否定的(反応的)な
言葉を使わずに肯定的(主体的)な
言葉を使う事になり、

そうする事で自分の
叶えたい達成を無意識の
うちに予言している事になる。

 

自分が時間やエネルギーを
使う時に影響の輪と
関心の輪という
2つの視点で考える事が
重要である。

 

関心の輪には、
自分でコントロールできるものと
できないものがある。

影響の輪は関心の輪の中にあり、
自分でコントロールできるもので
成り立っている。

このため影響の輪の事柄を
増やす事が主体的な生き方に繋がる。

だからこそ、「主体性を発揮する」と
まとめられる。

 

・第二の習慣

この習慣は、
自己リーダシップの
諸原則に基づいている。

つまり望む結果を定義しており
何を達成したいのかという
質問に答えようとするもので、
目的を持つ事に繋がる。

この時に自分の生活において
何を中心におくかを考える事が
自分自身の行動に深く
かかわって来る。

例えば、家族中心なのか?
自分中心か?組織や会社中心か?
遊びか?等。事柄によって
変化してくる事もある。

 

さらに目的を脳全体を
使い視野を広げて具体的に
イメージ化していき、
自己宣言していく。

 

そうする事でじぶんの
つくりだしたい人生像を
描くことができる。

良い自己宣言は
5つの要素が含まれている
「個人的」、「積極的」、
「現在形」、「イメージできるもの」、
「感情を表したもの」

 

だからこそ、
「目的を持って始める」と
まとめられる。

 

・第三の習慣

次の問いに対する答えを考えてみる。
「もし、常日頃から行っていれば、
あなたの私生活の質を著しく
向上させる活動が一つあると
するなら、それは何だろうか?」、

「同じように、あなたの仕事の
業績または結果を著しく向上させる
活動が一つあるとするなら、
それはなんだろうか?」

第三の習慣では第一の習慣、
第二の習慣で行ってきた事を
具現化し、原則中心になるために
「自由意志」を発揮すること。

 

だからこそ、自己管理を行い
「重要事項を優先する」時間管理を
行うとまとめられる。

 

 

第三部

公的成功つまり、自分以外の
人と信頼関係を築く事で
より大きな成功を成し遂げていく
過程について第四の習慣から
第六の習慣に分けて書いてある。

 

 

・第四の習慣

人間関係におけるWin-Win
(自分も相手も満足する結果を
手に入れる事やそもそも
取引しない事)を考え実現していく事が
第四の習慣である。

この為には、
関わる人と相互に学習し、
相互に影響を与え、

相互に利益を得る姿勢が
必要である。

さらに、相互利益を
生み出すためには、
大きな勇気・思いやりを
高くしていく事が不可欠である。

 

少し詳しく説明すると、
誠実さや成熟、相手を
満足させる豊かな心、
これらの人格が土台となり、
相手との関係が築きあげられる。

その過程で信頼に発展していき
相互に理解する事もできる。

さらに、進んでいくと
相手との合意をしていく事が
出来る。

この要素には「望む結果」、
「守らなければならないルール」、
「使える資源」、
「責任に対する報告」、
「プラス・マイナスなどの
評価による影響を明解化」が
あげられる。

これらを確実に行っていき、
存続させるシステムと
次の4つのプロセスを経る事で
実現できる。

①問題を相手の立場から見る。

②対処しなければならない課題と
関心事を明確にする。

③完全に納得できる解決には、
どういう結果を確保しなけば
ならないか明確化する。

④その結果を達成するための
新しい案や選択肢を打ち出す。

 

・第五の習慣

相手を本当に理解するために
「自分から相手を理解してから
相手に理解される」という事を
行う習慣が第五の習慣である。

 

方法は、
①話の中身を繰り返す。

②話の中身を自分の言葉に
置き換える。

③相手の感情を反映する。

④話の内容を自分の言葉で
言い、感情を反映する。
これらを行う事で誠意が
相手に伝わり信頼感が生まれてくる。
この過程からWin-Winの関係を
つくりだす事ができる。

 

・第六の習慣

創造的な協力の原則として、
相乗効果を発揮させる事で
結果を何倍でも何十倍でも
引き上げる事が第六の習慣である。

相乗効果的にコミュニケーションが
行われる時に、
新しい可能性・代替案・新しい
選択について自分の意見や
心をありのままにオープンに
表現できるようになる。

この土台には相手との
Win-Winの関係が不可欠で
信頼と協力が相互に出来る関係とも
言い換えられる。

 

さらに人との相違点を
尊ぶ精神を磨く。

これは、自分のものの見方の
限界を認め、

他の人のパラダイムと
考え方に接する事に
よって得られる、

豊かな資源を活用できる
謙虚さを持つ事である。

この結果、相手を肯定する事にも
繋がりお互いのコミュニケーションの
ブレーキを外すことになり、
相乗効果を発揮させる環境を作りだす。

 

第四部

自分の中にある四つの側面
「肉体的側面」、
「精神的側面」、
「知的側面」、
「社会情緒的側面」を
再新再生させるために
第七の習慣がある。

 

・第七の習慣

再新再生するとは、
自分の中にあるそれぞれの
側面をさらに磨き、
能力を伸ばしていく時間を
自分自身の為につくる事である。

ここでも根本的には
自らが率先して行う
主体性がないと行う事が
できない。

どのように行うのかに
ついて説明すると
「肉体的側面」、
「精神的側面」、
「知的側面」は
第一~第三の習慣と深く関わっており
「社会情緒的側面」は
第四~第六の習慣と深く関わっている。

これらを継続して行う事で、
自然に行えるようになるまで、
自ら働きかけなければならない。

 

【7つの習慣を読んで参考になった事】

何度読んでも、自分が置かれている
立場によって感じ方が違う本ですが、
それは第七の習慣である刃を研いで、
再新再生している証拠であると確信している。

 

各プロセス全て参考にしていると
言っても過言ではありませんが、
特に重要だと思ったのが第二部の
基本的な事柄をマスターした上で、
第三部へちゃんと反映させていく事。
このつなぎでカギになっているのが
相手とのWin-Winの関係を築く事。

また、自分自身も一つの事を
成し遂げるために7つの習慣を
使用した事があったが
終えた際に習慣が崩れてしまった事がある。

これは7つ目の習慣まで
自ら働きかけていなかった事が分かる。
このために、第一の習慣と第二の習慣を
徹底して行う事をお勧めする。

 

参考にしたい言葉
:ためらうことなく、
「ノー」と言えるようになる秘訣は、
自分の中で最も強い燃えるような
大きな「イエス」を持つ事である。
「最良」の敵は「良い」なのだ。

 

人が反抗的になるのは、
頭の問題ではなく心の問題である。

 

そして心の問題を解く鍵は、
相手に無条件の愛を示す事である。

 

 

3.置き換えられる事

この本に書かれていることは、
ビジネスシーンはもちろんプライベートでも
子育てでも様々な人生の場面で活用できる。

さらに、突き詰めていくと
恋愛などにも応用ができると確信した。

それは、第五の習慣の「自分から相手を
理解してから相手に理解される」というのは
男と女の関係そのものではないでしょうか?
人との相違点を尊ぶ精神を磨くという点も
恋愛の醍醐味だと感じた。

 

 

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