「自粛」を考える1日でした。

個人のビジネスを フランチャズ化させる 「アントレランド」主宰 相葉光輝です。   今日は3月11日 東日本大震災から6年が経ちます。   今日はどのテレビも6年前のことを 特集していました。   私だけではなく、多くの方が 今日震災を振り返り、様々な思いを 持ったことと思います。   皆さんもあの日 どこで何をしていたのかは鮮明に 覚えていることと思います。   私は当時、ファインダインという 街のレストランの食事を家まで 届ける宅配ビジネスの責任者を しておりましたので、 翌日は、お店の営業状況を確認し、 営業を開始し自分でできることを 率先して行いました。   どんなことがあっても「持ち場」を 守ることが使命だと感じながら 働いていたことを覚えています。   宅配というサービスは、災害の際に 必要とされる仕事だと思いました ので、 翌日から私はチラシを自宅に 入れるポスティングという業務を 一人で行いました。   震災で被害を受けた場所は、 東北でしたが、私は自分の「持ち場」 の都内でできることと、 自分の仕事で役に立つことをすると 決めて考え動きました。   電車がストップしたガランとした 都内を宅配用のジャイロバイクで 回りながら自宅のポストにチラシを 入れたのを昨日のことのように 覚えています。   この行為を当時見た人は 営業を自粛しないなんて 「不謹慎」だ!!と思った方も いたかも知れません。   世の中は「仕事」なんか している場合ではないという 雰囲気でした。   しかし私はチラシをポストに 入れ続けました。   そうやって動き続けた理由は 2つでした。   1つは、 何らかの事情で外に出られない方の お役に立ちたかったこと。   もう1つは、自分ができることを 精一杯やらないといけないと思った からです。   あの頃の都内の雰囲気は、 仕事をしていたら「不謹慎」。 悲しみを乗り越えて何かを やろうとしても 「今はそんなことをしている 場合じゃない。」という 雰囲気でした。   世の中がそんな状況だからこそ、 何かやることで活路は見いだせる、 自分の持っている場所やものを 活用し、何かのお役に立てると 信じていました。   そう信じて行動した結果、 私たちは持ち場で活躍しながら、 時期を見て、お寿司(銀のさら)を 被災地に届ける活動ができるように なりました。   被災地で疲弊している方たちは、 お寿司を久しぶりに食べられたと 大喜びでした。   今その時を思い返すと、 今できることを今の持ち場で 最大限やりきったことは、 結果として正解だっと感じます。   最初はバッシングされ「自粛」も 考えましたが、私はそうせずに、 積極的に動きました。   自粛せずに翌日から営業し、 その売上を被災地に寄付しました。   困難に陥った時こそ、 自分ができることを精一杯やる。   この考えは今も正しいと 思っています。   その結果、後々多くの社会貢献が できました。   もしこれから同じような困難が あっても私は同じように持ち場で 全力行動をするでしょう。   そんな非常事態に大事なことが、 自分が何ができるのか? 自分にしかできないことは何か?を 常に持っておくことです。   もしそれがなかったとしたら、 困難をただ嘆くだけの傍観者に なってしまいます。   もし今、自分ができることが はっきりしない場合は、 今一度自分ができることや 役に立てることを紙に書いて 可視化してみると、 それが困難の際に役立ったり、 未来の仕事に繋がるかも知れません。   これからは個人も企業も社会的に お役に立つ企業が生き残ります。   今日のような振り返られる日を 活用して、自分の価値を一度 棚卸しして見てください。   では。]]>